トライアル1stのボーダーである賞金ランキング18位・山田康二(佐賀)と19位・井口佳典(三重)の差は200万円程度しかない。
　9月のGⅠ戦線は賞金上位組の活躍が目立った。まずは賞金3位の茅原悠紀(岡山)が平和島周年を抜群の仕上がりで制し、獲得賞金1億円を突破した。住之江高松宮記念は馬場貴也(滋賀)が8戦7勝の圧倒Vでトライアル2nd発進を狙える賞金5位へ。鳴門周年は賞金2位の池田浩二(愛知)が優勝し、賞金トップの佐藤隆太郎(東京)との差を詰めた。続くびわこ周年では上條暢嵩(大阪)が今年2度目のGⅠ優勝を果たし賞金8位へ。
　ヤング世代の活躍にも注目だ。末永和也(佐賀)は2月唐津周年優勝を含む今年5Vで賞金ランク25位、吉田裕平(愛知)は8月のびわこ一般戦Vから宮島PGⅠヤングダービーまで4連続優出中1Vと絶好調で、賞金ランクも29位まで上げてきた。吉田は津SGボートレースダービーのドリームメンバーだ。ともにグランプリ初出場に手の届く位置につけており、さらなる賞金上積みを狙う。